AHCC

近年、がん治療への効果が期待されている「AHCC」について、その特徴や概要、また有効といわれている理由について、詳しく紹介していきます。

AHCCに期待できる効能

AHCC(Active Hexose Correlated Compound)は、活性化されたヘミセルロース集合体の略であり、食物繊維のひとつです。

主成分は、αグルカンという多糖類。ちなみに、アガリクスの主成分はβ-グルカンです。

AHCCはキノコ類に属している担子菌をもとに、通常は食用としない菌糸の部分をバイオ技術を用いた製法で抽出し、人工的に培養した植物性多糖類のことをいいます。

免疫力を向上させて細胞を活性化する

当初AHCCは、糖尿病や高血圧などの予防や治療の目的で使用されていましたが、研究が進むにつれて、ガン治療にも効果があることがわかってきました。

AHCCには、癌の移転を抑制し、免疫力を向上させて細胞を活性化させる効果があります。

研究データによると、動物実験において癌の転移を抑制し、さらに薬物による肝臓への障害が改善するという結果が報告されています。

さらに臨床実験でも「樹状細胞」の数を上昇させる結果や、「ナチュラルキラー(NK)細胞」の活性化を助ける「インターロイキン-12」(IL-12)と呼ばれる物質を体内で引き出す結果が報告されています。

AHCCは直接がん細胞に働きかけるわけではなく、自己が持っている自然治癒能力を向上させて、がん細胞に対抗する効果をもっているのです。

AHCCはどこの商品?

AHCCは、株式会社アミノアップ化学が持つ登録商標です。

東大薬学部の岡本教授とアミノアップ化学との共同研究によって開発されました。

現在では日本だけでなく、世界中のさまざまな地域で販売されており、補完代替医療として幅広く利用されています。

どちらを選べば良いの? αグルカンとβグルカン

AHCCの主成分であるαグルカンや、アガリクスの含有成分であるβグルカンは、どちらも天然に最も多く存在する代表的な多糖類です。

αグルカン・βグルカンのどちらも胃や腸など体内で吸収されにくい性質を持っていますが、特にβグルカンは、腸を通過するときに重要な免疫器官であるパイエル板を刺激して免疫力を上げるという働きで注目を浴びています。

しかも日本ではまだあまり知られていませんが、サイズ(分子量)の大きなβグルカンほど免疫器官に働きかける効果が大きいというのが、海外では定説になっています。

サイズの大きな「長鎖β-1.6含有β-1.3グルカン(β-1.6-グルカンと少数のβ-1.3グルカンが合体したもの)」は、特に自然露地栽培のアガリクスに多く含まれていると言われています。

免疫機能を向上させる目的でグルカンの含まれた製品を摂るのならば、免疫器官をより刺激しやすい、分子量の大きなβグルカンを多く含んだ自然露地栽培アガリクスを主原料としたものを選ぶのがおすすめです。