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シイタケ菌糸体

代替療法として抗がん作用が期待される、シイタケ菌糸体の疫力調整機能や成分、効能について紹介しています。

シイタケ菌糸体の効果・効能

シイタケ菌糸体が含む成分は、免疫細胞の活性力アップに優れ、高血圧や高脂血症、糖尿病などの予防・改善に効果的だと言われていますが、他にも「免疫抑制解除」や「がんの再発予防」といった効果が期待されています。

免疫抑制解除

人間の身体にはもともと病気と闘うための免疫力が備わっているのですが、がんにかかるとその免疫力が無力化されてしまうことがあります。免疫を抑制する働きを持つ「免疫抑制細胞」はがん細胞に反応して増殖。がんを攻撃する免疫細胞の動きを阻害してしまうのです。

「免疫抑制」と呼ばれるこの仕組みを上手く解除できれば免疫力が正常に作動しはじめ、がんに対する治療の効果が高まります。そして、シイタケ菌糸体には、免疫抑制細胞が増殖するのを防ぐことで免疫抑制を解除する働きがあるのです。

免疫抑制細胞というのは「制御性T細胞」と呼ばれる細胞です。制御性T細胞は、免疫力の働き過ぎによって炎症やアレルギーなどが起きないように、免疫機能を抑制しているのですが、働き過ぎると正常な免疫機能までも抑制してがんを成長させてしまいます。シイタケ菌糸体は、制御性T細胞の働きを調整し、免疫抑制を解除するのです[1]。

免疫を活性化させることで、がんの再発予防

手術でがんを切除しても、目に見えないほどわずかながん細胞が残っているだけで再発のリスクがあります。完全にがん細胞を死滅させる方法には、抗がん剤の投与や放射線治療などがありますが、シイタケ菌糸体による免疫の活性化も効果的です。

免疫療法はがん細胞の数が少ない方が効きやすいという特徴があるので、再発予防におすすめ。

シイタケ菌糸体はがん細胞によって弱まった免疫細胞を活性化する働きがあります。シイタケ菌糸体により免疫細胞が増強、がん細胞を完全に死滅させる、というメカニズムで再発が予防されるのです。

この免疫力活性作用は、「β-グルカン」という成分によるもので、Bリンパ球、マクロファージ、NK細胞を活性化。腸管は免疫機能の多くを担当しますが、腸管にはマクロファージがいて、病原菌が侵入したときにその情報を免疫細胞に伝えます。そして、それを元にBリンパ球が抗体を作って体を守るのです。さらに、がん細胞を攻撃するNK細胞も増加させ、強力に免疫機能を向上させます[2]。

シイタケ菌糸体抽出成分は正常の細胞は攻撃しない

抗がん剤投与や放射線治療では、がん細胞以外に正常な細胞に対しても深刻なダメージを与えてしまいます。シイタケ菌糸体抽出成分は、がんによる免疫抑制細胞の抑制に効果的で、正常な細胞に影響を与えず治療できるというメリットがあります。

がん患者の体中では、がんによって影響を受けた免疫抑制細胞が増えることがわかってきました。この免疫抑制細胞が増えると、がんを攻撃する免疫細胞が無力化してしまいます。すると、免疫力をいくら高めても、がん細胞に対して働きが弱くなります。そのため、最近のがん治療の方法としては、免疫力向上の邪魔をする免疫抑制細胞を減らすことが優先であると考えられています。

ここまで見てきたように、シイタケ菌糸体のがんに対する働きは、自己免疫力の強化と免疫抑制細胞の正常化によるものです[1]。さらに、DNAを修復する成分、炎症抑制成分も含まれ、免疫力と体の修復だけに働きかけます[3]。トータルで考えると「体を正常な状態にする」という効果なので、健康な部分には影響を及ぼさず、がんに対する効果のみを期待できるでしょう。

[1]参考:日本補完代替医療学会『がん患者におけるシイタケ菌糸体抽出物配合顆粒の QOL 改善作用』

[2]参考:一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会『腸管免疫に対する β グルカン及び乳酸菌の効果』

[3]参考:公益社団法人 日本農芸化学会『突然変異,染色体異常誘発に対する香料成分の抑制作用』

シイタケ菌糸体の含有成分を調査

シイタケ菌糸体の成分は、栄養をたっぷり含んだ糸状の根元部分を培養して抽出されます。抽出成分としては、多糖体であるβ-グルカン(レンチナン)に加えαグルカン、バニリン酸、シリンガ酸、キシラン類などの特徴的な成分が報告されています。

β-グルカン(レンチナン)

動物の体内で細胞壁を作りだす働きがあり、体の中の免疫機能を司っているマクロファージ(白血球)や、ナチュラルキラー細胞の働きを活性化させ、免疫力を高めてくれる成分です。その他の効果として、腸内環境を整える働き、悪性腫瘍に対抗するための働きがあります。

αグルカン

腸内の有害な菌の増殖を抑制して、ビフィズス菌などの有用な菌を増やすことで、腸内環境を整えてくれる成分です。腸内の腐敗物生成を抑制して、便を正常に保ちます。また、αグルカンの分子量や構造などによっては、インフルエンザウイルスを減少させるとされます。

バニリン酸

突然変異を抑制する効果が高く、紫外線や放射能などで壊れたDNAを、修復して正常にする働きがあるとされています。また、紫外線吸収効果や抗酸化作用による美白効果があるとも言われていますが、これらの働きもDNA修復作用によるものなのかもしれません。

シリンガ酸

シリンガ酸は、体内で炎症を引き起こす物質の生成を抑え、肝臓を保護すると言われています。また、骨密度減少を抑える働きもあり、骨粗しょう症予防にも役立つ成分です。バニリン酸の働きと似ているところがあり、シリンガ酸も抗酸化作用を持っています。

キシラン類

キシランは酵素に分解されることで、キシロオリゴ糖やキシリトールなどになります。キシリトールは体内のカルシウムと結合することによって、歯の修復を行う成分として有名です。キシロオリゴ糖は、ビフィズス菌を増加させて腸内環境を改善させる効果を持ちます。

シイタケ菌糸体とアガリクスを比較

シイタケ菌糸体とアガリクスにはどちらにもβ-グルカンという成分が含まれています。このβ-グルカンは免疫力を高めてがん治療をサポートしてくれる成分です。

β-グルカンが含まれている以上、シイタケ菌糸体とアガリクスのどちらにも免疫力アップの効果は期待できるのですが、アガリクスと比べるとシイタケ菌糸体はエビデンスの数がまだまだ少ないのが現状。がん治療を確実にサポートしてもらいたいならエビデンスが多いアガリクスを選んだ方が賢い選択と言えそうです。

また、シイタケ菌糸体のβ-グルカンよりも自然路地栽培されたアガリクスのβ-グルカンの方が、免疫器官に強く働きかけるとも言われています。効率的にβ-グルカンの効果を得たい方にもアガリクスのほうがおすすめだと言えそうです。

β-グルカンは胃や腸など体内で吸収されにくい性質を持っていますが、腸を通過するときに重要な免疫器官であるパイエル板を刺激して免疫力を上げるという働きで注目を浴びていて、サイズ(分子量)の大きなβ-グルカンほど免疫器官に働きかける効果が大きいと言われています。

サイズの大きな「長鎖β-1.6含有β-1.3グルカン(β-1.6-グルカンと少数のβ-1.3グルカンが合体したもの)」は、特に自然露地栽培のアガリクスに多く含まれていると言われています。

免疫機能を向上させる目的なら…

シイタケ菌糸体よりも、免疫器官をより刺激しやすい分子量の大きなβ-グルカンを多く含んだ、自然露地栽培アガリクスを主原料としたものを選ぶのがおすすめです。

アガリクスの癌への効果をもっと詳しく

シイタケ菌糸体を使った研究データを調査

シイタケ菌糸体を使ったヒト臨床研究

製薬会社の小林製薬では多くの大学や研究機関に先んじてシイタケ菌糸体の抗がん効果に注目。さまざまなヒト臨床研究を行なってきました。

抗がん剤治療中にシイタケ菌糸体を摂取

抗がん剤治療中のがん患者にシイタケ菌糸体を摂取してもらう研究では、患者のQOLと免疫値がともに上昇。この実験では最初の4週間は抗がん剤のみの治療を行い、次の4週間では抗がん剤とシイタケ菌糸体エキスを併用した治療を行いました。がん治療においては治療の期間中、体力を維持し免疫の低下をできる限り防ぐことが大切。この臨床研究報告からはシイタケ菌糸体ががん治療のサポートに非常に有効であることがわかります。

出典:小林製薬株式会社『がん治療中の体力と免疫力を回復』

再発予防効果のヒト臨床実験

シイタケ菌糸体のがんの再発予防効果に関する研究も行われています。この研究では再発予防段階のがん患者にシイタケ菌糸体を摂取してもらいました。すると、がん患者の免疫力はシイタケ菌糸体摂取前には健康な人の80%ほどだったのに、摂取後には免疫力が健康な人と同じ水準まで回復したのです。がん患者の低下した免疫力をシイタケ菌糸体が取り戻してくれることがわかりました。

出典:小林製薬株式会社『がんの再発予防と免疫力』

シイタケ菌糸体を摂取した乳がん患者の症例

乳がんの治療でホルモン療法を受けている患者20人にホルモン剤とシイタケ菌糸体を併用してもらう実験が金沢大学で行われました。その結果、国際的に定められた評価基準QOL(生活の質)のスコアがシイタケ菌糸体を摂取することにより上昇することがわかったのです。

その結果、QOLスコアが総合的に上昇。特に、「元気」や「エネルギー」など、「活力」に分類される項目が大幅に改善されたのです。また、同じ実験で試験開始時に低下していた6人の免疫力が正常なレベルまで上昇。シイタケ菌糸体にQOLの向上に加えて免疫力アップの効果も認められたのです。

まだ、わずかな症例数しかないため今後のさらなる研究が必要ですが、シイタケ菌糸体ががん患者のQOLを向上させ、治療への気力を充実させる効果は充分に期待できるといえます。

出典:がんサポート『患者さんの活力・免疫力を高めるシイタケ菌糸体の研究 乳がんホルモン療法をサポートするサプリメントの最新研究』

マウスを用いたシイタケ菌糸体研究

小林製薬がマウスを用いて行った実験もシイタケ菌糸体の働きを知るうえで注目すべきものです。免疫治療の1つであるペプチドワクチン療法のみの治療とペプチドワクチン療法とシイタケ菌糸体の摂取を組み合わせた治療とを比較した実験では、「シイタケ菌糸体がペプチドワクチンの治療効果を高める」という結果が報告されています。

同実験ではペプチドワクチンのみでもがんの進行は抑えられたもののシイタケ菌糸体を併用した方がより強くがんの進行を抑えられたのです。また、免疫力を弱めてしまう免疫抑制細胞に関しては、ペプチドワクチンだけでは減少させることはできず、シイタケ菌糸体を摂取することで初めて減らせたと報告されています。

出典:小林製薬株式会社『免疫抑制を解除し免疫力を高める』

ただ、信頼できるデータはまだまだ不足

がん患者の方を対象にした臨床試験で、胃がん・大腸がん・食道がん・乳がん・消化器がんなどの治療中にシイタケ菌糸体を体内に摂取したところ、免疫力が向上したとする発表がある一方、国立健康栄養研究所では「前立腺がんに対して効果がないことが示唆されている」と評価されるなど、またまだ信頼できるデータが少なく今後の研究に期待されます。

シイタケ菌糸体とは?

シイタケ菌糸体は、身の部分ではなく根の部分に非常に多くの栄養素を蓄えており、その形が糸状なため、シイタケ菌糸体と呼ばれています。

このシイタケ菌糸体の抽出成分には、免疫調整作用や抗がん作用、肝機能保護作用、抗ウイルス作用があり、中でも注目されているのが免疫調整作用と抗ガン作用です。

1985年に椎茸の根本部分から抽出されたレンチナン(β-グルカンの一種)という成分が、免疫力を向上させてがんを抑制する医薬品として、厚生労働省から認可されました。その後、シイタケ菌糸体のさらなる研究が進められ、最近では、がんによる免疫抑制状態からの回復効果があることがわかっています。

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