シイタケ菌糸体

代替療法として抗がん作用が期待される、シイタケ菌糸体の疫力調整機能や成分、効能について紹介しています。

シイタケ菌糸体とは?

シイタケシイタケ菌糸体は、身の部分ではなく根の部分に非常に多くの栄養素を蓄えており、その形が糸状なため、シイタケ菌糸体と呼ばれています。

このシイタケ菌糸体の抽出成分には、免疫調整作用や抗がん作用、肝機能保護作用、抗ウイルス作用があり、中でも注目されているのが免疫調整作用と抗ガン作用です。

1985年に椎茸の根本部分から抽出されたレンチナン(βグルカンの一種)という成分が、免疫力を向上させて癌を抑制する医薬品として、厚生労働省から認可されました。

その後、シイタケ菌糸体のさらなる研究が進められ、最近では、癌による免疫抑制状態からの回復効果があることがわかっています。

癌患者の方を対象にした臨床試験で、胃癌・大腸癌・食道癌・乳癌・消化器癌などの治療中にシイタケ菌糸体を体内に摂取したところ、免疫力が向上したとする発表がある一方、国立健康栄養研究所では【前立腺がんに対して効果がないことが示唆されている】と評価されるなど、またまだ信頼できるデータが少なく今後の研究に期待されます。

シイタケ菌糸体の含有成分

シイタケ菌糸体の成分は、栄養をたっぷり含んだ糸状の根元部分を培養して抽出されます。抽出成分としては、多糖体であるβグルカン(レンチナン)に加えαグルカン、バニリン酸、シリンガ酸、キシラン類などの特徴的な成分が報告されています。

シイタケ菌糸体の効能

シイタケ菌糸体が含む成分は、免疫細胞の活性力アップに優れ、高血圧や高脂血症、糖尿病などの予防・改善に効果的だといわれています。

免疫力とがんの関係

がん患者の体中では、癌によって影響を受けた免疫抑制細胞が増えることがわかってきました。この免疫抑制細胞が増えると、がんを攻撃する免疫細胞が無力化してしまいます。すると、免疫力をいくら高めても、がん細胞に対して働きが弱くなります。

そのため、最近のがん治療の方法としては、免疫力向上の邪魔をする免疫抑制細胞を減らすことが優先であると考えられています。

細胞に優しい

抗がん剤投与や放射線治療では、がん細胞以外に正常な細胞に対しても深刻なダメージを与えてしまいます。シイタケ菌糸体抽出成分は、癌による免疫抑制細胞の抑制に効果的で、正常な細胞に影響をあたえず治療できるというメリットがあります。

選ぶときのポイント

シイタケ菌糸体やアガリクスの含有成分であるβグルカンは、どちらも天然に最も多く存在する代表的な多糖類です。

βグルカンは胃や腸など体内で吸収されにくい性質を持っていますが、腸を通過するときに重要な免疫器官であるパイエル板を刺激して免疫力を上げるという働きで注目を浴びています。

しかも日本ではまだあまり知られていませんが、サイズ(分子量)の大きなβグルカンほど免疫器官に働きかける効果が大きいというのが、海外では定説になっています。

サイズの大きな「長鎖β-1.6含有β-1.3グルカン(β-1.6-グルカンと少数のβ-1.3グルカンが合体したもの)」は、特に自然露地栽培のアガリクスに多く含まれていると言われています。

免疫機能を向上させる目的でグルカンの含まれた製品を摂るのならば、シイタケ菌糸体よりも、免疫器官をより刺激しやすい分子量の大きなβグルカンを多く含んだ、自然露地栽培アガリクスを主原料としたものを選ぶのがおすすめです。